上の3枚の辞令は給与辞令です。
・左の「自今月俸27,000圓支給する」と云う辞令は昭和39年(1964)4月の辞令です。
・この年の3月に私は結婚しました。
・10月には東海道新幹線が開業し東京オリンピックが始まりました。
・いくら新婚二人暮らしと云っても¥27,000の給料ではかなりの厳しさでした。
・これは余談ですがその頃私は晩酌にビールの小瓶1本を飲んでいました。 ビールの小瓶は当時¥80位でしたで
しょうか。一ヶ月で¥2,400、当時の生活費の中に占める割合は10%弱、今の時代で考えるとどうってことない
金額ですが当時は中々の金額でした。
・早く大瓶のビールが飲みたいと思う毎日でした。
・真ん中のの「35,500圓支給する」辞令は昭和40年(1965)長男が生まれた年の、右側の 「41,000圓支給する」は
二男が生まれた昭和41年(1966)の辞令です。
・こうして見ると¥41,000で親子4人が生活出来たなんて今の生活環境からは想像し難いですね。
【参考資料】≪戦後昭和史 昭和38年(1963)頃の物価≫
ビール大瓶 115円 |
カレー 120円 |
国鉄 初乗り 10円 |
封書 10円 |
清酒 1.8L 716円 |
コーヒー 60円 |
都ばす 20円 |
ハガキ 5円 |
焼酎 1.8L 345円 |
そば 40円 |
タクシー 80円 |
タクシー 80円 |
コロッケ 10円 |
映画 350円 |
銭湯 23円 |
週刊誌 40円 |
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